こんにちは、総合建設(型枠、リフォーム、設備)、コンサルティングの山宗建設(さんしゅうけんせつ)です。
悲しい、府中話です。
くるる内、地下1階にくるるオープン当時からあるトイザらスが閉店することになりました。
3月末とのことです。実は、本日2月7日より20%オフのサヨナラセールを行っています!
(個人的には、子供用のラジコンを買いたいと考えています)
昨年、米国のトイザらスが、Amazon等の通販の影響を受け、経営破綻しました。
日本法人は、ティーアールユー・ジャパン・ホールディングス・エルエルシー(以下TRUJ)とティーアールユー・ジャパン・ホールディングス2・エルエルシー(以下、TRUJ2)の2社が株主となっています。株主2社は、トイザらス・アジア・リミテッド(香港 TAL)の支配下にあり、トイザらスアジアには米トイザらスが約85%を出資しているようです。
米国の米連邦破産法第11条(以下、チャプター11)を米本体が申請しましたが、上記のアジア法人がチャプター11の対象外とのことで、どこ吹く風で経営ができるようです。
しかし、日本法人においても、Amazon等のWeb勢力の影響を受けていることは確かです。
府中においては、昨年9月に伊勢丹が撤退しました。すぐに入ってくる予定だった伊勢丹系(アルタ、ミーツ)のような店舗が訴訟問題で困難となったことで、街の導線に空白が生まれました。その影響か、特にくるるの1階の店舗については、撤退が続いています(一部の店舗は高齢化などもありますが)。
ミーツも集客力が弱く、雪ノ下(かき氷店)が瞬時に撤退するなど問題が起きています。
地域間競争の観点からすると、立川、新宿の間で買い物客、特に買回り品(非日常品)の購入客が流出している可能性があります。
さらに、トイザらスまで撤退すると、府中のターゲットとしていたファミリー層の増加・定着が困難となることも予想されます。
厳しい見方をすると、街の生活者と店舗のターゲットがずれているのかもしれません。また、古くからの飲食店がなくなっていることも魅力が低下する要因かもしれません。
あと、ファミリー層の嗜好は多様化しており、すぐには浸透、受け入れられない可能性がある中、出店を検討しても賃料が高いため、個性的なコンセプトのお店の出店は限られるのではないでしょうか。
トイザらスが、なくなることで、近隣でいうと立飛のららぽーとまでおもちゃを買いに行く層(特に祖父母と孫の組み合わせ)が増えるとなると、さらに土日の昼間人口の流出に歯止めが利かなくなる可能性があります。
現時点で起こっているのは、負のスパイラルです。
府中の各個店が頑張っていますが、やはり中核的な店舗がなく、街への来街が減れば個店の頑張りも効果が減少されてしまいます。観光分野でイベントも非常に活発ですし、取り組みも前向きですが、イベント型は常にやり続けなければならないため、店主等が疲弊することも考えられます。
ここからは、ボヤキのような提案ですが。
府中は公園の数が多く外遊びをしますが、より子供が中心市街地で遊べる場所を作ることも重要だと思います。
伊勢丹のあるフロアを、徹底的に遊べる場所(室内の公園、アスレチック等)に転換し、その下に飲食などや子供の衣類などを絡ませるような取り組みが必要かもしれません。
ビルの中に公園があるって素敵でしょ。
まずは、人が集まりたくなる仕組みを考えていくことが重要だと考えています。
話が長くなりましたが、トイザらスの府中最後の打ち上げ花火に参加しましょう!
(もちろんベビザらスもありますので終わったわけではないですが)
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市民 (水曜日, 04 3月 2020 17:21)
提案に賛成です。アスレチック案、素敵です。
個人的には、カメラ屋さんに来てもらいeスポーツのブースとか、大き目の対戦会場とか作れば人が集まると思いますが・・
伊勢丹は柱が多いから難しいですかね・・・
VRの遊園地とか、アンパンマンミュージアムとか、人を集めるモノで、物販系はもう通販に勝てないので無理でしょう。
管理者 (金曜日, 06 3月 2020 06:42)
コメントありがとうございます。
VR良いですね。
室内遊具、遊び場は、立川駅の高島屋のドコドコのようにデジタルアートのような仕組みを使って遊具の付加価値を高めていますので、それよりも先に進んでいてかつ子供が身体を動かせるという、デジタルと運動をからめたVRだと夢が膨らみますね。
現在、完全に利用していないのであれば、フォルマさんと新規管理店舗との契約が締結されるまで、どのように活用して、中心街づくりを行うかは必要かと思います。
コロナで室内での集団活動が議論になるでしょうから、現時点では何とも言えませんが。