型枠解体で使うパイプを考えてみる
こんにちは、東京都府中市の型枠解体 山宗建設(さんしゅうけんせつ)です。
最近製造関係のお話が多くなっていますが、建築金物に囲まれながら、実は建築金物の製造について全然意識してきませんでした。
よくよく調べると金物の中に、大きく2つのタイプがあるようですね。
・躯体工事で使われる鉄筋、鉄骨、パイプ、サポート、ピーコン、ホームタイ、ラスなど
・オブジェのような一品もの(例えば、アサヒ飲料様の本社のあわ?、ボーリング屋さんのボーリング)
製造の大元は、鉄骨や鉄筋、パイプなどは製鉄会社様が多く、細かいものについては町場の加工業者様も携わっているようですね。
さて、パイプの製造ってどうやっているのでしょうか。
今回は日鉄鋼管株式会社様とJFEスチール様のページを参考としました。
工程は、簡単にしますが以下の通りです。
①鋼帯のゆがみなどを直し、平たくする
②平たくした鋼帯をフォーミング(パイプの形に丸める成型)をする
③つなぎ目部分を溶接する
④溶接した際にできるパイプ内外のビード(金属がみみず腫れのように盛り上がってしまった部分のこと)を切削
⑤冷却後の超音波による傷の有無を確認
⑥切断、面取り
ものによっては、そのまま出荷されます。恐らく、そのパイプを仕入れて加工する業者さんでしょうかね。
⑦引き伸ばし成型、サイジング
⑧熱処理(⑦の前に熱処理をすることもあるようです)、メッキ等
⑨検査
⑩出荷
我ら型枠解体が、ホームタイから取り外し、並べ、材料上げしているパイプはこうやって作られているのですね。
単純な加工品かとも思いますが、細かい工夫で品質を高めていることから、様々な現場で何度も繰り返し使っても持ちながら得ているということがよく分かりました。
深いですね^^
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