こんにちは、東京都府中市の型枠解体 山宗建設(さんしゅうけんせつ)です。
新素材の導入において、近年バイオプラスチックが注目されています。
バイオプラスチックには、「バイオマスプラスチック」(植物由来原料)、「生分解性プラスチック」(微生物の働きにより分解)の総称です。生分解性プラスチックには植物由来原料のものもあります。
本日のNHKを観ていたところ、大阪大学で農業の土壌の保水状況を測定できるセンサーの原材料を生分解性プラスチックにしたものがリリースされていました。このように、土壌の微生物等により分解されることで、廃棄ロスがなくなりますし。再生可能な植物由来原料であれば、二酸化炭素排出の問題も緩和できるというものです。
では、建設ではどのように使われているのでしょうか。
色々調べましたが、基本的に建設では、鋼材とコンクリートが使われており、樹脂については縁遠い感じはしました。もちろん、内装ではよく使われていますが。
そんな中、清水建設様が、新規事業としてかバイオプラスチックの研究から普及、事業化まで取り組んでいるリリースを見つけました。
木材からバイオプラスチックの原料となるリグノフェノールを抽出する施設を建設したとのことです。木質資源、特に間伐材や端材、枯れ材などの低品位材等の廃棄に困る材料からも抽出できるようです。この材料を医薬品、蓄電池、既存のプラスチックに添加することで、効果であったり、性能、強度が高まるということです。
こういった材料が、建設の例えばコンクリートに添加されることで、粘性、剛性、耐性等の向上につながるのでしょうか。最近は、3Dプリンターの活用を見据えてコンクリートの材料開発と組成の構造の検証が進んでいます。
植物由来原料であれば、コンクリートの廃棄処理に当たって原油由来のものと比べて、廃棄の環境負担が軽減するかもしれない度の考え、少し期待していきたいところですね。
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